足羽川ダムは福井県池田町の九頭竜川水系部子川に建設が予定されているダムである。

洪水調整を目的とするダムであり、2004年の福井県集中豪雨による洪水被害を教訓として建設される見込みとなっていた。
(1983年着工だったが、1997年の公共事業見直しで一端凍結され、その後2004年の福井県を襲った集中豪雨で
他の洪水調整ダムがある地域は被害ゼロだったにもかかわらず、本地域では洪水被害が発生したことを受けて、2006年地元の意向から建設が再開されることになった経緯がある)


民主党政権において、本ダム建設を中止する発表を受けて、当然のように2006年に建設容認した地元の人たちも困惑している模様。参照新聞記事を挙げておく。

朝日新聞
http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000000910100003

中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20091010/CK2009101002000021.html


本ダムについては、地元においても従来より日本共産党を中心として建設中止を求めていたようで、実際に1997年に建設が中止されているのだが、その後の経緯(先述の大洪水被害)からして、結局2006年には地元住民の理解も得られたという形になって建設再開の流れになっている。自分達の地域が大きな水害を受ける中、他地域においては建設済の洪水対策用のダムのおかげで被害ゼロという、洪水調整ダムの威力を目の当たりにすれば、仕方がないとしか言えまい。

しかし民主党は勇み足にも、調査も何もせずにダム建設凍結を名指して行うものだから、地元が混乱しているのだろう。民主主義国家なのだから、やはりここは地元における必要性と理解度を調査して、少なくとも2004年の集中豪雨レベルの災害を防止するための何らかの代替案を出す必要性があるだろう。

実際、地元民からしても無駄な事業は数多あるはずである。あまりに大きな事業の場合は、実際に市長選などで現職が敗北するのはよくある話だ。
無駄を排除を標榜する民主党には、まずそのような事業を中止していくべきであると言わねばなるまい。直近の地元の理解が得られているような事業を、中央からの唐突なトップダウンで早急に取り消すようなやり方は決して正しいとは言えまい。


<関連リンク>
足羽川ダム工事事務所
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